に投稿

『過酷な超自我』の理解と取り組み ~癒し、解放と自己成長に向けて|2021/07/25(日)

『過酷な超自我』の理解と取り組み ~癒し、解放と自己成長に向けて〜

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)あなたは、「過酷な超自我(harsh superego)」について聞いたことがありますか?

それは、「解離」「心的麻痺・無感覚・鈍感さ」といった、現代的な心の問題の中核にあります。

今回のセミナーの目的は、過剰に自分を相手に差し出すことで、相手との平和な関係を結び保とうとするいい子、いい人に典型的な過剰適応障害、摂食障害、アルコール依存症、共依存症、ラブ・アディクション、サド-マゾ関係、隠れ自己愛、スキゾイド、DV、解離の「核心」にある「過酷な超自我」に関する良質なアプローチを学ぶことです。

続きを読む 『過酷な超自我』の理解と取り組み ~癒し、解放と自己成長に向けて|2021/07/25(日)
に投稿

エコサイコロジー(ecopsychology)への招待~ 内なる自己と自然環境、つながりの持続可能性に向けて~|2021/06/27(日)

エコサイコロジー(ecopsychology)への招待~ 内なる自己と自然環境、つながりの持続可能性に向けて~

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)あなたは、「エコサイコロジー(ecopsychology)」という言葉を聞いたことがありますか?

それは、エコロジー(ecology)と心理学(psychology)の統合、連携から生まれた新しい領域です。この概念が、歴史学者であり小説家でもあるTheodore Rozak博士によって提唱されたのは、1992年のこと。それから約30年の間、日本で話題になることは、ほとんどありませんでした。しかし、このエコサイコロジーの概念やあり方は、その後国連サミットで2015年に採択されたSDGs(持続可能な開発目標)について、あるいはあなた自身のサステナビリティについて、考える上で、大変有益な視座を与えてくれます。

続きを読む エコサイコロジー(ecopsychology)への招待~ 内なる自己と自然環境、つながりの持続可能性に向けて~|2021/06/27(日)
に投稿

マネー・コンシャスのすすめ ~「お金の障害」とファイナンシャル・セラピー~|2021/05/30(日)

マネー・コンシャスのすすめ ~「お金の障害」とファイナンシャル・セラピー~

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)あなたは、「お金の障害(money disorder)」について聞いたことがありますか?

お金の障害は、ファイナンシャル・セラピーの提唱者、Bradley Klontz博士、Kristy Archuleta博士などによって生み出された言葉です。それは、お金に関する慢性的な苦しみや、負の連鎖の〈核心〉を見抜くための視座です。お金や金融、家計、経済、相続などに関する、痛みや苦悩に満ちた、あるいは、はまりこんで出口が見いだせない考え方、認知、行動、姿勢を「障害(disorder)」と特定することには、メリットがあります。

続きを読む マネー・コンシャスのすすめ ~「お金の障害」とファイナンシャル・セラピー~|2021/05/30(日)
に投稿

「転移-逆転移」×「コンステレーション」 ~リープ・フロッグ(想定外の跳躍)セラピーのすすめ~ |2021/04/25(日)

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)あなたは、「リープ・フロッグ(leap frog)」という言葉を聞いたことがありますか? それは「カエル(frog)跳び(leap)」を意味します。最近では、発展途上国が、発展段階をいくつも飛び越えて、いきなり最先端技術を採用することの説明に使われます。たとえば、固定電話があまり広がっていなかった途上国において、固定電話や携帯電話が国全体に普及する段階をいっきに飛び越えて、スマートフォンが行きわたるステージへ入ることです。想定外の跳躍、発展、イノベーションです。

続きを読む 「転移-逆転移」×「コンステレーション」 ~リープ・フロッグ(想定外の跳躍)セラピーのすすめ~ |2021/04/25(日)
に投稿

『狂気の癒し』精神病水準への参入法~名人サールズの臨床に学ぶ|2021/03/28(日)

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)現在アメリカで、最高のセラピストといわれるポスト・ビオン派のトーマス・オグデン。そのオグデンに、最も臨床実践力があると評価されたのが、ハロルド・サールズです。サールズの臨床は、狂気の癒しと智慧でいっぱいです。サールズのアプローチは、解離、重いパーソナリティ障害、トラウマ、発達障害、依存症といった現代の心理的課題と取り組む上で、大変有益です。

続きを読む 『狂気の癒し』精神病水準への参入法~名人サールズの臨床に学ぶ|2021/03/28(日)
に投稿

ボーエン理論に学ぶ家族のアセスメント(見立て)と理解・介入|2021/02/28(日)

ボーエン理論に学ぶ家族のアセスメント(見立て)と理解・介入

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)今月は、家族療法の古典の1つ「ボーエン理論」に関するセミナーです。今でも古びておらず、斬新で、大変有益な中身を備えたボーエン理論の基本と最先端を学びます。特に、家族のアセスメント(見立て)と理解、そして介入法について取り組みます。

続きを読む ボーエン理論に学ぶ家族のアセスメント(見立て)と理解・介入|2021/02/28(日)
に投稿

ウェイキング・アップ(Waking Up / 目覚め・気づき・覚醒)の心理療法|2021/01/31(日)

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)新年最初のセミナー・テーマは、「ウェイキング・アップ(Waking Up)」です。この言葉は、著名なトラスパーソナル心理学者であり、G.I.グルジェフ研究家であるチャールズ・タートが、1986年に発表した著作のタイトルです。以来、心理療法やスピリチュアリティの各派によって、頻繁に用いられるようになりました。最近では、ケン・ウィルバーが、「ウェイキング・アップ」を「グローイング・アップ Growing Up」とセットで取り上げています。

続きを読む ウェイキング・アップ(Waking Up / 目覚め・気づき・覚醒)の心理療法|2021/01/31(日)
に投稿

共依存から相互依存へ~癒し、回復、変容の旅~|2020/12/27(日)

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)家族療法家のマレー・ボーエンは、子どもの心の問題を、その子どもと直接会わず、子どもの両親との夫婦セラピーを行って、解決したことで知られています。子どもは、家族全体に及ぶ相互依存関係の1側面である、と考えるからです。両親の関係が健康になるようにサポートすることで、両親と相互関係にある次世代の子どもに、プラスの影響が波及することを意図するのです。

魔法とは違います。ボーエンはシステム論に基づいて、豊かで、良質なセラピーを家族に提供しました。

続きを読む 共依存から相互依存へ~癒し、回復、変容の旅~|2020/12/27(日)
に投稿

Money Talks(金がものを言う)|2020/11/29(日)

Money Talks

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)あなたは、関係療法の最先端、特に対人関係精神分析で、お金について熱い議論が交わされているのを、ご存知ですか?

今回、『Money Talks(金がものを言う)』というラディカルで刺激的なタイトルの本を参考に、関係療法とお金の関係について学びます。本書では、8名の関係療法の専門家が、セラピーとお金について、卓越した考えを示しています。さらに本セミナーでは、魂や心、体と、お金の関係について、6人のユング派重鎮たちにより執筆された“Soul & Money(『魂&お金』)”を参照します。

2)昨年、「ファイナンシャル・セラピー(金融療法)」の連続講座」を開催させていただきました。そこで、人間性心理学、認知行動療法、フェミニスト・セラピー、アクセプタンス&コミットメント・セラピー、精神分析、解決志向セラピーによるマネー・セラピーの事例を、毎回ていねいに検討していきました。

お金について、心理セラピーの各流派が主体的に取り組んでいる点、また、各流派の具体的実践について、基本と最先端を学びました。ファイナンシャル・プランナー(FP)の視座、およびセラピストとFPと連携の仕方について、お伝えしました。
(注:この連続講座にご関心がある方は、お問い合わせください)

3)今回、そこに神経経済学、文化人類学、魂心理学の知見を加味します。あなたは、「神経経済学」について聞いたことがありますか?それは、生理学、神経科学の歴史を踏まえた、学際的な分野です。

経済学、ゲーム理論、進化論との融合によって、脳がどのように現実世界で意思決定しているかを探る全く新しい方法論を提供する専門領域です。今回、神経経済学、文化人類学、ファイナンシャル・プランニングと心理セラピー(関係療法、ユング心理学や元型心理学)のコラボレーションからも、お金について取り組みます。神経経済学については、基本をお伝えします。

4)日本では、セラピーやカウンセリングの中で、「お金」が話題になることは、ほとんどありません。お金は、セラピーやカウセリングにおける最大のタブーです。お金の話題は無視され、いなされ、ごまかされ、否認され、放置されてきました。

5)一方、ファイナンス(金融)、経済、税務の領域で、セラピーやコーチングへのニーズが高まっています。しかし、そうした領域のプロたちが、自分の専門領域と心理セラピーとを、どうやって統合し連携すればいいのかに関する具体的ノウハウについて、見当がついていません。

6)このセミナーは、セラピーとファイナンス、経済の総合を意図したものでもあります。セラピーについては心にプラスして体や魂、経済については神経経済学を参照します。これまで聞くこと、見ること、触れることのできなかった新しい総合領域について取り組みます。セラピスト、コーチ、ファイナンシャル・プランナー、経営コンサルタントが、潜在的に関心があるにもかかわらず、うまく言葉にできなかった新分野を取り上げます。そのうえで、私たちの本業がセラピーですので、そこに重心を置きます。

7)河合隼雄氏の師匠のC.A.マイヤーによると、古代ギリシャでは「貧困」は、病気と同じ言葉である“penia”で、一方、「富」は癒し、健康、救い、神聖さ、全体性と同義語の“ploutos”で表されていました。貧困を病として、富を健康としてとらえていたとは、どういうことでしょうか?

8)元型心理学のグッゲンビュール-クレイグは、「お金は、魂にとっての最良の投影物」であり、「お金に、人の魂のありようが見事に映し出される」と述べます。グッゲンビュールは、セラピーでお金が積極的に取り上げられ、話題にされること、特に、お金とのワークを通じた「魂の発見(soul-finding)」を推奨しています。

あなたは、「魂の発見」について聞いたことがありますか?

9)あまり知られていませんが、フロイトは当初、心理療法がビジネスとして立ち行かなくなって、貧困になることをとても恐れていました。一方、お金に対するフロイトの問いに対して、若いころのユングは次のように答えています。

「お金儲けが、すべて悪いわけではありません。私はセラピーについてあまり理解しておらず、経験を積むために、たくさんのクライエントを必要としています。私は、この領域でやっていけるか恐怖を抱いており、その恐怖を拭い去るために、実際にお金を稼げることを証明しなければなりません」

ユングもフロイトも、お金に対して現実的でした。特にフロイトは、お金についてかなりしっかりと論じています。
(注:セミナーでは、フロイトとお金についても取り上げる予定です)

10)ジェームズ・ヒルマンによると、ギリシャ神話の神「プロメテウス」は、お金に対する英雄的な自我意識を表しています。一方、「ヘルメス(ローマ神話ではメルクリウス)」は、お金についての魂意識を象徴します。ユング心理学は、しばしばヘルメスを軸にお金について考えます。

ヘルメスやメルクリウスとは、どのような神でしょうか? トリックスター、眠りと夢、地下世界への仲介者、商人、職人、富と幸運、盗人の守護神です。グリム童話「容器の中のスピリット(精霊)」の中で、メルクリウスは、人間に「癒しの技と富」をもたらしました。ヘルメスやメルクリウスは、フロイトとユングが望んでいた、セラピーの技と富をもたらす守護霊です。それは、癒しとビジネスとが一体になった「開業セラピー」にふさわしい守護神です。

11)ヒルマンによると、ヘルメスやメルクリウスは、英雄的、自己愛的な世界からお金を盗んで、それを魂の世界へ運ぶ、といいます。それは、英雄的な自我にとっては喪失です。しかし、魂にとっては獲得です。自我が失ったお金が、魂にとっての獲得になる。

それは、どういう意味でしょうか?
それは、何を意図するのでしょうか?

セミナーで学びます。

12)『Money Talks(金がものを言う)』の編者は、お金はセラピーにおける最後に残されたタブーだと述べています。お金は、ユング派が「魂」の投影物であると言うのに対し、「心や家族の傷つき」の投影物だと述べます。特に、以下についての議論が有益です。

「従来、精神分析は、『貪欲』や『羨望』をマイナスで罪深いものととらえてきた。しかし、『ナルシシズム(自己愛)』と『富』への意識が当たり前となった現代においては、貪欲、羨望への罪悪感が減り、誇大感や特権意識が強まっている。こうした時代の中で、関係療法は何ができるだろうか?」

13)貧困と病を同じ言葉(penia)で表した古代ギリシャでは、「富」は、すなわち「貧困」という心の病の処方箋でした。一方、現代社会では、富はある面で過剰となって、誇大感、特権意識といったナルシシズム(=病理)と表裏一体となっています。ヒルマン的には、過剰な富はいわばプロメテウス的であり、ヘルメスやメリクリウスによって盗まれる運命にあります。今回、対人関係精神分析とユング心理学、元型心理学とを補完的に活用し、セラピーとお金についてホリスティックに見ていきます。

14)セラピストやカウンセラーが、何十年にもわたってお金をタブー視して話題にせず、放置してきた間に、お金に関する外的社会状況と心の内的世界が、大きく変化しました。こうした中で、セラピーは、どうお金と向き合うことができるのでしょうか?

お金について、どのようなサポートを提供できるのでしょう。
お金と、魂、心、体とのつながりや関係をどう考えるといいのでしょうか?

15)セラピストが専門領域において成功すると同時に、経済面、ビジネス的にも成功するにはどうすればいいのか。ユングやフロイトも懸念したこの課題に、私たちはどのように取り組めばいいのでしょうか? セラピーと、ファイナンス、経済、その他の専門領域との連携をどう進めればいいのでしょう?

16)今回、最新の関係療法やユング心理学による、活き活きとした事例、具体的で良質なケースを参照しながら、魂、心、体や関係性と、お金の関係について見ていきます。お金を取り上げ扱うことが、なぜ、関係性、心、体の癒し、回復、成長、成熟、変容に通じるのか、あなたとご一緒に見ていきます。

セラピーにおけるお金にご関心のある心理カウンセラー、コーチ、ボディワーカーなどの援助職や、アドバイザーやコンサルタントといった専門家の方および一般の方、初心者の方、そしてあなたの、このセミナーへのご参加・ご購入をお待ちしています。

* * * * *

日時■ 2020年11月29日(日)10:00~17:00

会場■ zoomオンライン会議(お申込みいただいた方に詳細をお伝えします)

費用■ メールマガジンにてご案内しております。

講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子

に投稿

ソウル・ペイン(間-魂)の心理学 ~傷ついた癒し手のセラピー〜|2020/10/25(日)

ソウル・ペイン(間-魂)の心理学~傷ついた癒し手のセラピー〜

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)「ケイローン(Chiron)」は、ギリシャ神話に登場する最良の癒し手です。治療者であると共に、患者である。それがこの癒し手の特徴です。ふつう患者は病んでいるものであり、その一方で、治療者は健康であると考えられています。それに対してケイローンは、治療者でありながら患者、健康であると同時に傷を負っています。

そんなケイローンが、なぜ良質な癒し手なのでしょうか?

続きを読む ソウル・ペイン(間-魂)の心理学 ~傷ついた癒し手のセラピー〜|2020/10/25(日)