専門家向けサービス

「プロフェッショナル(professional / 高度専門職)」とはどのような人を指すのでしょうか?
私たちは、次のようなことを意味すると考えています。

(a)専門領域における基礎理論を身に着けていること。

(b)時代の要請およびクライエントの人のニーズに答えるために新たな学習を怠らず、継続していること。

(c)自分の限界並びに自分の専門領域の限界をわきまえていること。

(d)限界を超えたより良い支援、総合的サポートを行うために、他領域の専門職とのネットワークを築き、連携、協働していること。
IPPでは、必要に応じて、精神科医、心療内科医、ケースワーカー、弁護士、税理士、経営コンサルタント、ファイナンスのプロフェッショナルと連携し、あなたをサポートします。

(e)専門領域における「職人(artisan)」および「アーティスト(artist)」であること。
M. グラッドウェル著『天才!』(講談社)によれば、どの領域でも一人前のプロフェッショナルとしてやっていくためには「1万時間」の実践が欠かせません。ピアノニスとでも、ギタリストでも、画家でも、陶芸家でも、すし職人でも、大工でも、弁護士でも、医療専門家でも、どの領域のプロフェッショナルになるには、「1万時間」の経験を積む必要があると説明されています。

サイコセラピー、カウンセリング、コーチングの世界でも同じです。インスタントに、短時間で腕をあげることは困難です。腰を据えて、じっくりと、焦らず慌てず、中長期的な視座をもって、取り組む必要があります。

セラピー、カウンセリング、コーチングは、いわゆる「頭の良さ」だけではできません。生きた現場では、常に想定外のことが起きます。それと1つひとつの取り組みには、数々の実践経験がものを言います。このときセラピスト、カウンセラー、コーチには、職人のような腕と、アーティストのようなクリエイティビティとが求められます。

専門家を目指す方のよくあるご質問のページで、さらに詳しくご説明しています。

IPPでは、次のような形で、プロフェッショナルになるためのトレーニングを提供させていただいています。

1. 教育分析

教育分析(training analysis)は、精神分析から生まれた言葉です。私たちは、精神分析でなくても、腕のいい高度専門職になるためには、年単位の教育分析が必要であると考えます。教育分析は、自分の盲点、劣等部分、影(シャドウ)、弱点と、長所、強味、クリエイティビティ、可能性を見つめ、向き合う心の作業です。自分の癖や陥りやすい表面的認知および深層的認知と行動パターンをよく知っておくことは、とても大切です。

特に「通過儀礼」を通じて「心理的死と再生」を疑似的にしかしリアルに経験し、心理的リアリティにコミットできるようになることが求められます。

サイコセラピー、カウンセリング、コーチングのツールは、「心」であり「認知」です。良質なセラピーやコーチングを行うには、ツールを磨いておく以外にはありません。ツールを磨くいい方法が、教育分析です。

日本では、教育分析を受けた経験のあるセラピスト、カウンセラー、コーチは、1割に満ちません。

あなたは、教育分析を通じて自分と向き合うことで、他のセラピストやコーチと自分とを差別化し、力のある専門職になることができるでしょう。

注意:教育分析は、セラピー、カウンセリングとは異なります。あくまで、プロとしての腕を身に着けるためのトレーニングです。セラピーやカウンセリングと違って、「教育(education)」「訓練(training)」「分析(analysis)」的側面が前面に出ることを理解、納得したうえで受けてください。セラピー、カウンセリング、コーチングの代理にはなりません。

2. スーパーヴィジョン

良質なセラピーやコーチングには、継続的スーパーヴィジョンの経験が欠かせません。どれほどトレーニングを積んだ職人的セラピストであっても、心に盲点はあり続けます。あなたのケース(事例・症例)をスーパーバイザーと検討し、理解を深める機会を大切にしてください。IPPでは、「病態水準」「転移ー逆転移」「投影同一化」「エナクトメント」「夢と夢見」に着目したスーパーヴィジョンをご提供しています。

3. コンサルテーション

コンサルテーションは、医療、司法、税務、経営、看護、教育、ファイナンスなど異分野の専門家が、セラピーやカウンセリングの立場からの意見を聞き、自分の専門領域に役立てることです。あなたの専門領域で、行き詰っているお悩みのケースについて、ご相談ください。

4. 開業支援

IPPが考えるプロフェッショナルなセラピストやコーチは、開業を中心に食べていける専門職です。その本質には、腕の良さがあります。が、それだけでは足りず、ビジネス(経営、商売)について知らなければなりません。あなたは、顧客(クライエントの人)を、自分で集客する必要があります。心理系の大学、大学院、研究機関で、ビジネスや集客(マーケティング)について真摯に、誠実に、わかりやすく伝えているところは、皆無に近いと思います。

IPPでは、次の3つのことを大切に、心理療法の専門性とビジネスとを総合した「開業支援」を行っています。

(a)中長期的視座に立った心理療法、カウンセリングの専門性を養うこと。
(b)経営マインド、マーケティング力、マネジメント力を養うこと。
(c)生き残る(サバイバル)力、継続する(サステナブル)力を養うこと。

これらのエッセンスを詰め込んだのが「開業カウンセリング成功の秘訣」です。また、個別のご相談を希望される方はお問い合わせください。

5. ケーススタディ

経営大学院や法科大学院では、膨大な数のケースを読み込む必要があります。実践力、現場力を身に着けるためです。『天才!』には、どの分野でも一人前になるには、1万時間の実践経験が不可欠だ、と述べられていました。しかし、現実にはそれだけの経験を積むことは難しい。それを補ってくれるのが、数多くの良質なケースに当たることです。今日では、専門書、論文、動画などで、たくさんの優れたケースに触れることが可能になりました。IPPでは セミナー連続講座 で、実のあるケースを多々ご紹介し、あなたの腕を磨く支援をさせていただいています。

6. ケース検討会

少人数でのケース(事例・症例)検討会を行っています。表立って募集をしていません。ご関心のある方は、ご連絡ください。

7. セラピスト養成コース

以前開催していた「ホリスティック&トランスパーソナル・セラピスト」養成コースを、内容を刷新して準備中です。
最新情報は、ホームページおよびメールマガジンにてご案内いたします。

相談料金・場所

教育分析、スーパーヴィジョン、コンサルテーションの相談料金は下記の通りです。
開業支援、ファミリービジネス支援、相続に関する心理支援は、別料金となります。個別にお問い合わせください。

富士見ユキオ

初回 3万円+消費税/50分
2回目以降は、ご相談の上、料金を決めさせていただきます。

岸原千雅子

相談料金
1回 1万円+消費税/50分

開業支援、ファミリービジネス支援、相続に関する心理支援の場合、別料金体系となります。詳細はお問い合わせください。

女性限定(ご家族、お子様はこの限りではありません。)

対面またはオンラインいずれもOKです。
相談室(東京・港区)およびオンラインの詳細は、お申込みの方にお伝えいたします。

ご不明な点は、ご遠慮なくお問い合わせください。あなたからのご質問を歓迎いたします。