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ボーエン理論に学ぶ家族のアセスメント(見立て)と理解・介入|2021/2/28(日)

ボーエン理論に学ぶ家族のアセスメント(見立て)と理解・介入

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)今月は、家族療法の古典の1つ「ボーエン理論」に関するセミナーです。今でも古びておらず、斬新で、大変有益な中身を備えたボーエン理論の基本と最先端を学びます。特に、家族のアセスメント(見立て)と理解、そして介入法について取り組みます。

2)このセミナーは、従来家族療法になじみのなかった個人を対象としてきたセラピストやコーチ、家族支援を日々おこなっている福祉、保健領域の専門家、また、家族と関わることの多い医療、司法、金融領域のプロフェッショナルにお勧めです。また、ファミリービジネスのオーナーやエグゼクティブ、事業承継や相続に携わるアドバイザーやコンサルタントが、家族のアセスメント、理解、介入について関与する際にも、役立てていただける内容です。

2)ボーエン理論は、「ジェノグラム(家族図・家系図)」で大変有名ですが、その根幹には「システム理論」があります。家族療法の多くの流派が採用するシステム論は、「一般システム論」です。ボーエンによると、一般システム論は、「物理学」や「行動科学」に応用可能、という仮説から導かれました。これに対して、ボーエン理論は「自然発生システム論」です。それは、一般システム論と異なり、システムを「自然発生」、「進化過程」の中に位置づけます。

3)「ビッグバン」後の宇宙の生成期は、150億年前、一方、「ホモサピエンス(現生人類)」の出現は20万年前です。ホモサピエンス(人類)は、「宇宙時代」のわずか0.000013%の期間、存在していたにすぎません。宇宙時間という壮大な視座の中で、ボーエンは、「自然」や「進化」について考え、「ボーエン理論」を創造しました。ボーエン理論は、「進化論(発生学)」や「生物学」を起源としたものです。今回、宇宙、自然、進化との関連で、ボーエン理論やジェノグラムについて学びます。あなたは、進化論(発生学)、生物学、動物行動学から成るシステム論にご関心がありますか?

4)システムが自然の営みの中にあるとするボーエン理論とは、どういったものでしょうか?

たとえば、彼は、人間の精神疾患を、人間に特有のものではなく、すべての生物と共有して持っているものだと仮定します。そして、「精神(メンタル)疾患」の代わりに、「情動(エモーショナル)疾患」という言葉を用いました。また情動疾患について、系統発生という進化過程から考えました。

5)ボーエンは、家族を「情動単位」として、とらえます。情動単位としての家族における疾患の1つに、「情動遮断」があります。それは、未解決の情緒的融合から逃避すること、あるいは他の家族メンバーと串刺しされたような情緒的“だんご”状態を何とかするための、非現実的な取り組みです。あなたは、「情緒的遮断」についてイメージできますか?

6)できなくてもOKです。セミナーで、詳しく学びます。情動遮断以外にも、ボーエンは「情動システム」「三角関係化」「自己分化」「多世代伝承システム」「家族投影プロセス」といった情動疾患について、詳しく述べています。基本からご一緒に学びませんか?

7)ボーエンは、研究と臨床実践を通じて、すべての家族に見られる「同一の基本的関係過程」を見出しました。各家族は、価値観やライフスタイルにおいて、それぞれオリジナルな特徴を持ちます。が、その一方で、情緒的構成要素からなる「関係過程」は一貫していて、同じだと言うのです。さらにそれは、人間心理よりも深く、古い進化過程につながれているとも述べます。「同一の基本的関係過程」とは、何でしょうか?

8)現代のボーエン派家族療法は、問題や症状を生み人を苦しめる原因を、「家族パターン」にあると仮定し、「ジェノグラム」と呼ばれる「家族の系統・世代図」を活用します。3世代以上の拡大家族から成る「ジェノグラム」から、世代を超えてまるで系統発生のように繰り返される同じパターンを読み、それを未来志向で活かす取り組みを試みます。

9)ボーエンは、拡大家族を、「未分化家族自我集合」「1つの巨大に結び合ったクモの巣」、と呼びました。そして、クモの巣であれば、巣の一端での動きが、巣の中心、別の一端、巣全体に影響を及ぼすと考えたのです。「ジェノグラム」を通じて、今すでに亡くなっている祖父母や伯父、叔母への記憶や、ちょっとした記憶への介入が、当事者の心に動きをもたらし、家族全体にプラスの変化がもたらされるのを意図するのです。

10)このセミナーでは、ボーエンが試みた生物学や進化論(発生学)に基づいた「自然システム論」の視座について学びます。あなたは、今まで紹介されることの少なかったボーエンの壮大な眼差しにご関心がありますか?

これをベースに、「ジェノグラム」、その他を活用した家族の「アセスメント(見立て)」「理解」そして「具体的介入法」について取り組みます。

11)家族への適切な見立(仮説)ができるようになると、あなたの家族へアプローチは、よりプロフェッショナルなものとなります。家族介入への確かな地図を得ることが可能になるでしょう。「生まれ育った家族からの自己分化(=自主独立)を達成し、同時に家族との間で親密な関係を発展させること」これが、ボーエン家族療法の目的です。今回、ボーエン理論の基本と最先端を学びます。

このセミナーでは、ボーエン理論と家族のアセスメント(見立て)、理解、介入にご関心のある対人援助の専門家、専門家を目指す方、また自分の家族や日々の暮らしに活かしたいと考えている一般の方、初心者の方、そしてあなたのご参加・ご購入をお待ちしています。

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日時■ 2021年2月28日(日)10:00~17:00

会場■ zoomオンライン会議(お申込みいただいた方に詳細をお伝えします)

費用■ メールマガジンにてご案内しております。

講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子