弁護士向けサービス

目次

弁護士が患いやすい精神疾患

以下の内ひとつでも当てはまれば、セラピー、精神科、心療内科の支援を受けてください。
私たちは、必要に応じて医療と連携し、あなたをサポートします。

(1)うつ

(2)双極性障害(躁うつ)

米国では、弁護士は、自殺の多い高度専門職の1つです。残念ながら日本でも、弁護士の自殺は少なくないのではないでしょうか。うつと躁うつは、自死につながる精神疾患といわれます。慢性化し、表面的耐性が身に着いていると、特に危険です。

あなたは1人ではありません。私たちに、ご連絡ください。医師と連携して、あなたを支援します。

(3)不眠症

(4)燃え尽き症候群(バーンアウト)

(5)不安障害

(6)強迫性障害(強迫神経症)

(7)トラウマ

(8)依存症

依存症には、(a)アルコール、ニコチン、薬物などへの物質依存、(b)ギャンブル、ゲーム、インターネット、投資、買い物、仕事などへの行為依存、(c)人への共依存、の3タイプがあります。

弁護士の方に、特に注意していただきたい「高機能依存症」について説明しましょう。

高機能依存症は、上記のいずれか(あるいは複数)のタイプの依存症に罹りながらも、仕事や社会生活を上手くやり過ごします。社会的責任を果たすため、周りから見れば何の問題もなく、優秀に映ります。

しかしその内実は、心や人間関係、家族関係が、ゆっくりですが、崩壊していきます。高学歴、高経歴、エリートに多い依存症です。弁護士にも多い依存症です。

高機能を(幸か不幸か)キープするため、問題の重大さが認知されにくく、専門家の手が入りにくい。その間に本人は、驚くほどの耐性を身に着けています。そのため、気づいたときには身体を相当病んでいたり、夫婦、家族関係が破壊されていたり、職場を去ることになっていたりします。

依存症は、アッパー(upper)とダウナー(downer)の2方向に、同時に罹っている可能性がある点にも注意してください。たとえば、アルコールには、緊張を緩めるダウナー作用があります。反対に、仕事やギャンブルには、緊張を高めるアッパー作用があります。依存症を見る場合、これらの2方向を同時に患っている可能性を見据え、その「両方」からの解放を支援するようにします。

そしてもう1つ、最も重要なのは、大半の依存症が、他者に適切に依存できない、甘えられないことから来ている点です。依存症の癒しは、自律や自立からはもたらされません。「助けて!」を言えるようになること、誰かに頼れるようになること、「共存(commensal)」「成熟的依存(mature dependency)」「相互依存(inter-dependency)」からもたらされます。

詳しくは、セラピー、コーチングの場でお伝えします。

(9)孤高の人

精神疾患とは異なるのですが、「孤立・孤独・孤高」も、弁護士が陥りやすい状態のひとつです。弁護士に限らず「士業(サムライ業)」には、「武士は食わねど高楊枝」というやせ我慢やを矜持としている人は、少なくありません。気づくと「孤高の人」になっていたりします。

あなたは、イギリスで「孤独担当大臣」が生まれたのを、ご存知ですか?

孤独は心と体の健康そして社会にとって多大な損失をもたらします。それを改善するために、できたのが孤独担当大臣です。日本も、今それに倣っています。

優秀な弁護士ほど、物事を独りで始末しないといけない、と考えがちです。弱音を吐くと負け組あるいは劣等のように感じ、誰にも相談できなかったりします。やせ我慢し、仕事の負担やストレスを一人で抱え込んでしまい、心身のバランスを崩し、仕事を回せなくなり、自分で自分追いつめる悪循環に陥ったりします。

まじめで自分を追い込む弁護士にこそ、外部に「助けて!」を言えるようになっていただきたい。

私たちは、安心、安全、守秘義務をキープし、あなたを支援します。話す内容はもちろん、あなたがメンタル・サポートを活用していることも、表に出ないようにします。

(10)自己愛構造体

ピカピカ、キラキラ、金ピカ、金メッキでまとった、有能/優秀であること、を精神インフラ(基本構造)、
自分のアイデンティティだと思い込む心性です。

自己愛構造体を精神の基本構造とする弁護士は、自分を「高級ブランド」と考えます。法務を「勝ち負け」で考え、自分は「常に絶対に勝者」である、と妄想します。自己愛構造体に精神が乗っ取られて劇画的な弁護士像を演じ、人生 ~たとえば親密な人との関係、家族関係~ を台無しにする人がいます。

このような人が、自分からセラピーに来ることは、あまりありません。職場の同僚や家族に後押しされてセラピーに来談するケースがほとんどです。自己愛構造体の人は、短期的には勝ち組になります。が、中長期的には、親密な人との関係、家族関係を壊し、身体を病みかねません。

私たちのメンタル・サポートを、ご検討ください。

次のページへ:IPPで提供されるサービス