弁護士向けサービス

弁護士のウェルビーイングのために

先ほども述べたように、自己実現とウェルビーイングは密接に関係しています。

職員の心と身体のウェルビーイングに配慮する法律事務所(law firm)は、弁護士のパフォーマンスを引き出します。モラルを向上させ、経験を積んだ腕のいい弁護士や良質なスタッフの離職を防ぎます。

人はみな適切に評価されること、支援されること、仕事に意義を見い出せることを必要とします。弁護士は、もっともっと感謝され、ねぎらわれる必要があります。もしあなたがシニアスタッフなら、事務所全体、弁護士、修習生、事務スタッフのウェルビーイング向上のために、リーダーシップを発揮してください。肯定的で健康で応援しあえる豊かな企業文化を築いていってください。そうした法律事務所では、個人が時間やエネルギーを投入し自分の技を磨いて、クライエント、自分、組織のために良質な仕事をするでしょう。

お互い、同僚をリスペクトし、支援しあう企業風土を創るようにします。同僚間の足の引っ張り合い、いじめ、脅し、を見逃さないシステム(仕組み)作りをしてください。

定期的に、静かな場所でランチを一緒にとったり、コーヒーを飲んだりして、お互いの悩み、困りごとについて話し合うようにします。ケース検討会を、定期的に持つようにします。

外部から講師を招聘し、有益な情報を、事務所全体でわかちあうようにします。特に、メンタルヘルスについての講義は、大事にしてください。大きな法律事務所だけでなく、小さな法律事務所も、これについて検討してください。

ウェルビーイングについて、良く学び、ことあるごとに話題にしましょう。

弁護士は、自死の多い専門職の1つです。
精神科医、心療内科医、セラピストの活用について、上司から部下へ、同僚との間で、定期的に伝えるようにしましょう。メンタルヘルス ~特に、病態水準、解離、トラウマ、うつ、躁うつ、依存症、自己愛憤怒、自己愛構造体~ の基本についてもぜひ学んでください。

人は誰しも、評価されること、支援されること、仕事に意義と目的を見い出すこと、を必要としています。

スタッフの幸福、健康、豊かさを常に意識してください。メンタルヘルスやメンタルサポートについて、話してもOKという空気を、オフィスに醸成しましょう。それは、事務所全体のパフォーマンスを上げ、スタッフだけでなく、クライエントの幸福と喜びにもつながるでしょう。

あなたのオフィスには、ビジョンやミッションはありますか?
ビジョンやミッションについて、定期的に話し合い、必要ならば刷新しましょう。

スタッフ全員がメンタルヘルスについて学び、トレーニングする機会を提供しましょう。個人の自己実現について、話し合いましょう。これにより、スタッフ同士がお互いに支援しあう土壌が養われます。

精神的安定と健康は、弁護士の自信、やる気、レジリエンスを心の内側から保証します。

ウェルビーイングの連続講座も参考にしてください。