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夢見手を目覚めさせ、夢見るためのドリーミング・ワーク ~P.ブロンバーグとT.H.オグデンの最新の夢ワークとは?~|2022/02/27(日)

夢見手を目覚めさせ、夢見るためのドリーミング・ワーク ~P.ブロンバーグとT.H.オグデンの最新の夢ワークとは?~

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1)あなたは、心理セラピーの最前線で、「夢」が最も熱いテーマになっていることをご存知ですか?それは、心身症、切り離された精神病的側面、解離されたNot-me、失感情症(アレキサイミア)、依存症、倒錯、DV、トラウマとの取り組みに活用されています。

こうした症状の背景には、死んだような「無時間的世界」「真空状態」「平板な世界」があって、考えられることも、取り扱われることもなく、手つかずのまま放置されています。そのため、心の中にマイナス・パターン(悪循環)を抱えたまま、機械のように何十年もの間、何度も同じ行動や空想(白日夢)を繰り返し、気づいたらいのちの時間を無駄にしていたりします。

2)心のその側面にはいのちが通わず、心の発展も、動きも、創造も、成熟もありません。何十年たっても、昔と同じままです。それは、クライエントだけでなく、セラピスト、カウンセラー、コーチ、コンサルタント、ボディワーカー、ケースワーカーの抱えている心の課題であることが、ままあります。その課題が手つかずで放置されているために、クライエントを真に支援できない、クライエントがリピートしない、といった悩みを抱えている対人援助職は、少なくありません。

3)死んだような真空の世界は、硬い固形物のようです。そこにアプローチしようとすると、あなたは跳ね返され、拒絶されるでしょう。しかし、その部分と取り組まなけば、あなたは、心に、血の通わない側面を抱えたままです。あなたの心は狭まり、限定化され、貧困化します。自由に考え、創造/想像する余地が減っていきます。

4)「無時間的世界」や「真空状態」は、実は、多くの人が部分的に抱えている心の難題です。誰もが、多かれ少なかれ苦悩している側面です。にもかかわらず、どうしたらいいかわからない。ふだんは、それに気づかない。気づいたときは、その側面について鈍感になっている。

5)この難題を解決する糸口が、ドリーミング(dreaming、夢見ること)です。固まった無時間的な真空の世界は、夢見ることのできない心の側面です。そこを、どうすれば、夢見ることができるようになれるのか?夢見ることで、いのちのない不毛になった心の真空世界に、アプローチする。

それによって、心に血や愛やコンパッションを通わせ、情緒、想像力、クリエイティビティを生き返えらせる。心にみずみずしさが戻り、のびやかになる。それが、このセミナーのテーマです。肉体年齢は関係ありません。若くても死んだ心を抱えて苦しんでいる人がいる一方で、高齢者で心にうるおい、はりのある人がたくさんいます。

6)この夢ワークは、従来のフロイトやユングのやり方とは、「質的」に異なります。なぜなら、フロイトやユングの夢分析は、すでに見られた夢を分析するものだからです。

7)それに対して、今回取り組むドリーミング・ワークは、心の中の死んでいる部分が、夢見られるようにするものです。夢見ることができず、生きられていない心の側面に向けたものです。たとえば、現代アメリカで最良の精神分析家と言われるトーマス・H・オグデンによれば、身体症状は、「夢見られていない夢の身体化」です。夢見られていない夢が、身体に症状化しているというのです。どういうことでしょうか?

8)ここでいう夢見られていない夢とは「生物学的に見られた夢」のことです。動物も、眠っているときに夢を見ると言われますが、それが「生物学的な夢」あるいは「動物的な夢」です。あなたは、「生物学的夢」と「夢見(dreaming)」との違いについて、ご存知ですか? セミナーで、ご一緒に取り組みませんか?

9)従来の夢ワークは、夢の「内容」を分析したり、解釈するものでした。それに対して、新しいドリーミング・ワークは、「夢見ること」と、その「過程」に着目します。その過程は、1人で行うことはできず、セラピストとクライエントからなる「関係」を通して可能になります。ドリーミングは、「共創夢」を基本とします。

10)「死んだような無時間的世界真空状態」への夢のワークは大変困難です。あなたは、夢を見ないクライエントの心に、出会ったことがありますか?クライエントの夢の中で、「どうしてもワークが進まない側面」に触れたことがありますか? そこは、心が半ば死んだ状態になっていることでしょう。その部分への、新しいドリーミング・ワークを試みます。

11)夢見ない心の側面は、「生物学的な夢」の〈一側面〉として現れる場合がままあります。あるいは、映像では見ないが、夜見る夢としか言いようのない「身体経験」として、浮上する場合もあります。あなたは、そんな夢見られない心や身体の側面を、想像できますか? 夢見られていない心や夢について、知りたいと思いますか?

12)関係精神分析のフィリップ・ブロンバーグは、自己(私)には「さまざまな、多様な、複数の」状態があるといいます。その中の1つが、「夢見手」が、眠ったままになっている、「自己状態」です。

13)夢見に必要なのは、眠っている自己状態に潜む夢見手を覚ますことです。しかし、それは、夢から起こすことではありません。夢を見ることができるように、眠った状態から目覚めさせることです。どういう意味でしょうか? あなたは、夢から起こすことと、夢を見られるように眠った状態から夢見手を目覚めさせること
の違いがわかりますか?

14)夢を見られるように夢見手を覚ますには、セラピストとの協働作業が欠かせません。それが、今回ご紹介するドリーミング・ワークです。

15)そのために、クライエントと一緒に、セラピストも一緒に夢を見ていく。が、セラピストは、クライエントとは違う「姿勢」で夢見を行います。どんな姿勢だと思いますか? その姿勢を欠いては、「共創夢」は不可能です。あなたは、ドリーミングに向けたセラピストの姿勢に関心がありますか?

16)このセミナーでは、「生物学的な夢」と「夢見られた夢(dreaming)」との違いについて学びます。この点がわからなければ、凍りついて死んだようになっている心、また、そのため制約され限定的にしか生きれない人を、支援できないからです。心身症、身体症状、切り離された精神病的側面、解離されたNot-Me、失感情症(アレキサイミア)、依存症、倒錯、DV、トラウマへの適切なアプローチが不可能なためです。

18)ちなみに、精神病水準がよくなるケースでは、夢見が生じ始めることがあります。治癒過程と、夢見とは、一緒に進みます。

19)さて、夢見のワークで大事な点に、セラピストがクライエントの夢に「巻き込まれ」ながら、夢見を行うことがあります。ふつうの対人援助では、クライエントに巻き込まれることはタブー(禁忌)です。しかし、夢見では、巻き込まれなければなりません。どういうことでしょうか?

20)このときセラピストは「目覚め」ているようにします。がそれは、先に述べたように、夢から醒めることとは「異なり」ます。醒めてしまうと、ドリーミング・ワークが台無しになります。ここが、ドリーミング・ワークを行う上での急所です。セミナーで、わかりやすく基本からご説明します。

20)夢見手を目覚めさせ、夢見(ドリーミング)が可能になると、あなたは、出来事に形を与えることができます。それがたとえマイナスの出来事でも、あなたの貴重な人生経験の1つとして、心に収めることができるようになります。夢見を土台に、素の自分を踏まえたあなたらしい自分を生み出せます。あなたは、内なる夢見る能力によって、心の豊かさ、のびやかさ、成長、成熟を実感します。心の泉から水が湧き、夢見ることの中に含まれる治癒力、想像力、構築力、想像力に触れることができます。

21)今回「夢見手を目覚めさせ、夢見るためのドリーミング・ワーク」にご関心のある対人援助の専門家、専門家を目指す方、初めて聞く内容だけれど、日々の暮らしに、また家族、ビジネスに活かしたいと考えている一般の方、初心者の方、そして難しいテーマを生活の糧にしたいあなたのセミナーへのご参加・ご購入をお待ちしています。

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日時■ 2022年2月27日(日)10:00~17:00

費用■ メールマガジンにてご案内しております。

会場■ zoomオンライン会議(お申込みいただいた方に詳細をお伝えします)

講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子