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多職種連携の鍵“リミナー力”を身に着けよう

◎ 2018年11月8日(木)〜 全10回 対面開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)現代の対人援助職の鍵は、連携、協働、チームワークです。それは、学校やクリニック、企業で働くカウンセラーやコーチだけでなく、開業カウンセラーにとっても同様です。連携、協働、チームワークの大切さは、医療や福祉、看護、教育などの分野では、以前から理解されていました。

それはまた、新しい分野、たとえば、ファミリーセラピスト、税理士、経営コンサルタントといった、異業種専門家間の協力が必須の、ファミリービジネス・コンサルティングでも必要です。

2)今後、AI(人工知能)が、さまざまな専門職を、その分野のエキスパートに代わって引き受けていく、と言われています。そんなとき、AIにとって代わられない職種とは、どのようなものでしょうか? あなたは想像できますか?

おそらくそれは、AIも知らない、今までになかった領域だと、私たちは考えます。たとえば、

  1. 従来はお互いにまったく異業種である、と考えられていた専門領域間の、シナジー(相乗効果)によるもの。
  2. 創造性やアートが関与するもの。
  3. その他(この講座で詳しくお伝えします)。

3)物質的に豊かになった日本のような成熟社会では、従来の物質、モノやコトでは満たされない新業態が待望されています。

新業種とは、今までの専門家領域(の縦割り)を破壊し、再創造(リノベーション)されたものでしょう。

4)この鍵になるのが、「リミナー(liminer)」です。

あなたは、リミナーという言葉を聞いたことがありますか?

リミナーとは、

  1. ありとあらゆる領域や構造間を行き来できる中間・境界的存在です。
  2. それは、破壊と創造に関するクリエイターであり、アーティスト的側面を持っています。
  3. リミナーは、エッジ、ターニングポイント、行き詰まりと取り組む力を秘めています。
  4. さらなる重要なファクターについては、講座でお伝えします 。

5)リミナーは、リミナル(liminal、周辺、端、中間、境界)に生きる存在を指します。

この概念は、象徴人類学者のファン・ジェネップやヴィクター・ターナーが紹介したことで、知られるようになりました。

未開社会、伝統社会には、必ず存在していました。

現代でも、従来の既成概念にとらわれず、領域間、構造間、縦割り間をクリエイティビティと柔軟さ、知恵をもって行き来したり、従来の領域を破壊し、新しい分野を想像・創造したりする経営者、スポーツ選手、研究者は少なくありません。

彼・彼女たちは、間違いなくリミナーです。

リミナーは、これからより一層必要とされるでしょう。

行き詰った既存の各分野で。

そして、シナジーにより開拓される新しい領域で。

潜在的ニーズがありながら、まだ顕在化していないフィールドで。

6)この連続講座は、セラピストやカウンセラー、コーチはもちろん、ファシリテーター、ナース、コンサルタント、ケースワーカー、医師、各士業のためのものです。

また、連携、協働、チームワークに興味関心のある一般の人に向けたものです。

現在、多くの分野や領域で、異業種との協力や共同作業が求められています。

が、それをどう行っていたらいいのかわからず、戸惑っている人が少なくありません。

この点にしっかりとフォーカスし、トレーニングを行うのが、今回の連続講座の目的です。

それには、あなたに潜在しているリミナーを呼び起こし、その能力を賦活すること、磨くことです。

あなたに潜在しているリミナー・ロール(役割や能力)を活性化することです。

7)これまでは、各専門家が、その人の個人的資質や能力、努力によって、他の職種との人脈を開拓し、協力関係を築いて来ました。

飲みニュケーションや腹芸を駆使し、交渉を行い、合意形成を進めてきたのではないかと思います。

が、これからは、連携、協働、チームワークを実践するための能力を、意志を持って、能動的に身に着けていくことが必要になる、と私たちは考えます。

そうしてこそ、あなたの専門性が、活かされるでしょう。
AIができないクリエイティブな仕事をすることができるでしょう 。

その鍵は、リミナー力の活性化です。

8)リミナーは、次のことを行います。

  • 中間、境界に生きるため、領域間を往来できる。
  • 異領域を結びつけることが得意。
  • 破壊と再創造を行うクリエイティビティ、アートセンス、知恵に満ちている。
  • 意識の多層性・多次元性に通じている。
  • その他(この講座で丁寧にお伝えします)。

9)連携、協働、チームワークに必須なのは、各専門領域の境界・限界を見通した上でのクリエイティブな交渉力やコミュニケーション力です。

にもかかわらず、これらについて、ほとんど学んでいない、トレーニングを受けていない、という専門家が大多数ではないでしょうか?

この講座では、家族療法家、B.ナージによる利害関係者それぞれへの「多方向への肩入れ」や、ハーバード流Win-Win交渉術を参考に、連携、協働に有益なコミュニケーションについて取り組みます。

10)今回の連続講座は、具体的な事例をもとに行います。

カウンセリングや心理療法だけでなく、医療、福祉、看護、介護、産業、ファミリービジネス、不動産、事業承継・相続・・・など、多岐にわたる領域の良質なケースをご用意しています。

理由は、あなたに連携、協働、チームワークに必要な、リミナーのエッセンス(本質)を身に着けていただくためです。

また、その本質を、今までかかわったことのない分野で使える応用力、実践力を得ていただきたいからです。

11)病院、学校、企業・・・で働く各専門家だけでなく、1人仕事をしがちな・1人仕事になりがちな、開業自営業の専門家にも、お勧めです。

開業における成功の鍵は、間違いなく連携、協働、チームワークです。

理由は、この講座で詳しくお伝えします。

12)今回、ガッチリと学んでいただくために、アクティブ・ライブスーパービジョンとロールプレイ形式を採用します。

クリエイティビティに関心がある方にもお勧めの内容をご用意して、お待ちしています。

※プロの方はもちろん、初心者や一般の方にもお勧めの内容です。あなたに真に有益な、連携、協働、交渉、コミュニケーションの能力を身に着けていただくための連続講座です。

※先着順です。小さな会場ですので、満員になり次第締め切らせていただきます。

※遠方で講座当日にご参加いただけない方も、音声データと資料の形で学んでいただけます。ぜひご活用ください。

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日時 ■ 2018年11月8日(木)〜全10回 毎月第2木曜日 19:00〜20:50

会場■ 都内(お申込みの方に詳細をお伝えいたします)

費用■ メールマガジンにてご案内しております。

講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子