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ケース(事例/症例)を通して、病態水準を内側から身に着けよう

◎ 2018年1月11日(木)〜 全10回 対面開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)カウンセリングやコーチングなどの援助職において、プロの技とアマチュアを分ける、もっとも重要なポイントは何か、あなたはご存知でしょうか。 もっとも大切な、最初の鍵は、「病態水準を見分けること」です。 

2)目の前のクライエントさんの語る恐怖が、「精神病水準」から生じているのか、それとも「パーソナリティ障害水準」の恐ろしさなのか。 抱える不安が、「神経症水準」の落ち着かなさなのか、それとも他の病態水準によるものなのか。 あなたは、見分けることができるでしょうか。

3)こうした病態水準を、なぜ見分ける必要があるのか。 それは、病態水準によって、私たちセラピストのかかわり、対応を、変えなければならないからです。 ときには、かかわりや対応以前に、セラピストの側で用意する、セッティング(枠組み)を変えることが大事な場合もあります。

 4)今回の新しい連続講座では、さまざまな病態水準の良質なケースをご用意し、ライブ・スーパービジョン形式で、以下のことを学びます。 (注:ライブ・スーパービジョンとは、いま・ここでのセラピスト-クライエントのやりとりを、ライブで経験することによって、セラピー力を身に着けるやり方です。 セラピスト自身の中長期にわたって取り組むケースをもとに、自身のセラピー力をトレーニングする「ケース・スーパービジョン(事例検討)」と並んで、臨床力を身に着けるためにとても有効な方法です。)

精神病水準、パーソナリティ障害水準、神経症水準といった、各病態水準のケースを学ぶことで、病態水準の理解が深まります。 さらにそのケースの、セラピスト&クライエントとなり、その場で演じる(ロールプレイする)ことによって、クライエントとして、内側から病態水準の体験がわかり、またそのときのセラピストの対応も内側から理解することができます。 同時に、各病態水準に応じた、実践的な対応法が、ライブ・スーパービジョンによって身に着いていきます。 

5)10回連続の講座によって、各病態水準について、さらに細やかな理解を深めていくことが可能です。 また、実際の臨床では、セラピストとクライエントの関係性に着目する、関係療法的なまなざしは不可欠です。 ケースを実際に体験することで、各病態水準ごとに、関係療法的にどのような視座が必要なのか、具体的に身に着けることができます。 たとえば、精神病水準であれば「コンテイン」。パーソナリティ水準の場合は「コンテイニング」、などなど。(これらがどのようなことを示しているのか、講座の中で、わかりやすく、じっくりと解説していきます) ケースをロールプレイおよびライブ・スーパービジョンで、体験を通して学ぶことで、実践に役立つ、本物のセラピー力を身に着けていただくことが可能です。 

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日時■ 2018年1月11日(金)〜全10回 毎月第2木曜日 19:00~20:50

会場■ 都内(お申込みの方に詳細をお伝えいたします)

費用■ メールマガジンにてご案内しております。

講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子