お金に関する「認知」と「行動習慣」

「習慣」は便利で、私たちが熟考しなくても、私たちに認知や行動の指針を与えてくれます。それは、人間にとっての「第二の本能」といえるものです。「本能的」なので、一度身につくと、それにあらがうのが難しくなります。そのため、習慣がマイナスであっても、私たちは「無意識」に、以前と同じ認知に基づいた行動をとってしまいます。

お金に関する習慣がプラスのものであれば、それは私たちに豊かさをもたらします。

一方、それがマイナスのものであれば、私たちを貧困にします。

FTは、お金、経済、投資にまつわる悩み、課題、苦悩と取り組むにあたって、「習慣」あるいは「パターン」に着目します。習慣やパターンは、「無意識」にコード(暗号)化されます。「身体の奥深く」に刻印されます。だから、取り扱いが難しくややこしい。

深層心理学、認知療法、ソマティック療法、対人関係神経科学、脳科学、家族療法が、それぞれ独自のやり方で、心の無意識や身体の深奥に根づいた習慣やパターンと取り組んでいます。FTは、そうした各セラピーの成果を活用して、あなたのファイナンスについての訴えや苦痛に向き合い、対応します。

習慣は第二の本能であるため、そのままにしておくと、あなたに「代わって」、お金に関する認知や行動を決定します。あなたの心や行動の「玉座」「パイロット席」「船長室」「指揮者の立場」を乗っ取り、あなたを『内側』から突き動かします。マイナスの習慣があるのであれば、見える化して、その悪影響を回避できるようにしましょう。

他方、プラスの習慣があっても、行き詰まることがあります。なぜなら、時代や環境が変わり、それまでのプラスの習慣が、機能しなくなることがあるからです。私たちは、あなたの習慣やパターンを見える化し、それについてあなたが主体的に熟考すること、選択肢を洗い直し、あなたが少しでも自由に行動できるように支援します。