あなたは「アートセラピー(芸術療法)」について、聞いたことがありますか?
「プレイセラピー(遊戯療法)」は、いかがでしょうか?
アートセラピーは、絵画や陶芸の創作を行いながら、心の治癒をサポートするものです。プレイセラピーは、子どもが遊具と戯れるのを見守りながら、子どものトラウマが癒えること、子どもの心が成長することを支援します。
アートセラピーとプレイセラピーに共通するのは、絵画や陶芸の創作、遊具との戯れといった『媒体』に「表現されたもの」「見える化されたもの」を通じて、肉眼には直接見えない「心(の動き)」を見ようとする点です。「外」の表現に着目し、「内」の働きを見通そうとするところです。
ファイナンシャル・セラピーも同じです。お金を「外」の『媒体』と仮定し、お金との関わりやお金の使い方に、その人の心の「内」が、表現されている、ととらえるのです。
「外的」にリッチ(金持ち)でも、「内的」にリッチ(豊か)でなければ、心の外の「行動」と、心の内の「認知」とは、一致していません。心の内と外とに解離(ギャップ)があります。心の中側と外側とが不一致だと、バランスが悪く、リッチが持続可能(サステイナブル)になりません。
外がリッチであれば、あなたはいわゆる金持ちで富裕層です。が、内がリッチでなければ、あなたに内実は無く空っぽで、あなたの外的リッチさは、早晩行き詰まってしまうでしょう。
あなたの内側がリッチで、あなたの外側がリッチでなければ、あなたは「清貧」です。しかし、あなたは清貧のまま中長期的に、納得いく生活を送ることができるでしょうか? たとえばあなたが後期高齢者になった際に、清貧を貫けるでしょうか?
ファイナンシャル・セラピーは、あなたが「立派な人間」になることを目指しません。あなたが「当たり前」の人間として、豊かな暮らし、人間らしい生活を営むのを支援します。そのためには、心の内面がリッチで、外面も(そこそこに)リッチであることが大切だと考えます。
それを実現するには、心の内面のありようと、外面のあり方との、『一致』が必要です。内と外の「バランス」が欠かせません。これが叶うと、あなたはファイナンス(お金)に関して、安心や安定、喜びを感じるでしょう。
その実現には、時間をかけることです。短期間で達成することはできません。なぜなら、単なる技術やノウハウでなく、あなたの生き方や価値観が問われるからです。中長期的視点を持つことです。外的リッチさに注視するとともに、内的リッチさにコンシャス(意識的)になることです。
提案を上手に活用できるのではないでしょうか。