「志」とは、何でしょうか。
漢字から紐解くと、「志」は、「士」+「心」です。
「士」は、「進んでいく足の形が変形したもの」で、その下に「心」をつけて、ハート(heart)の動く方向、ハートの目標とする方向へ、足をそして全身を進めること、それが「志」です。「志」は、心と身体とが一致した「心身一如」的言葉です。
カルロス・カスタネダの本に登場するシャーマンのドンファンは、生きるうえで一番大切なことは、「ハート(心)のある道(path with the heart)」を、行くことだ、と述べました。プロセスワークのA.ミンデルや、ユング心理学の精神科医ジーン・シノダ・ボーレンは、ドンファンのその言葉を、自身の著書で、何度も取り上げています。
元型的心理学の創始者ジェームズ・ヒルマンは、イスラム教神秘主義のスーフィズムを参照し、「ハート(心)」を、意識また思考のベースとして、また、世界や事象を感知する感覚器官として、とらえています。
あなたが人生で道に迷ったとき、人生の岐路に立った時、方向性や目的、目標を失ったとき、「ハート(心)」にまなざしを向け、ハートと対話してみてはいかがでしょうか?
心臓やハート・チャクラに目を向け、心と一体になるワーク(瞑想)を、試みてください。あなたに合った志が、明らかになるかもしれません。
IPPは、「志」=「ハート(心)のある道」を、大切に、心理セラピーを行っています。「あなたの個人的な《志》」の発見を、支援させていただきます。