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1)人生は、長さだけではありません。 健康だけでもありません。 これからの時代に問われるのは、「どれだけ喜びをもって生きるか」です。
その新しい人生のものさしがあります。 「ジョイスパン(Joyspan)」、“喜び寿命”です。
2)これまで長寿について語られるとき、中心にあったのは2つの考え方でした。
1つは、ライフスパン(Lifespan)、身体の寿命です。 もう1つは、ヘルススパン(Healthspan)、健康寿命です。
人類史上、今ほど多くの人が長生きする時代はありません。 医学が進歩し、健康についての知識も増えました。
しかし、それだけで本当に人生は豊かになるのでしょうか。
老年学者ケリー・バーナイト博士は、その問いを私たちに投げかけます。
ライフスパンやヘルススパンだけでは、長生きを考えるうえで「大切な何か」が欠けていると。
その「大切な何か」が、ジョイスパン(Joyspan・喜び寿命)という考え方です。
3)ジョイスパンとは、「心理的に充足し、内的ウェルビーイング(幸福と健康)のある状態で生きる期間」をいいます。
身体がどれだけ長く生きても、健康な期間がどれほど長く続いても、もし、その人生から「喜び」が失われていたら、長生きは、〈空しい〉。
ジョイスパンは、人生を最後まで〈充実〉して生きるための、新しい長寿の概念です。
4)身体寿命は、「どれだけ長く生きたか」を表します。 健康寿命は、「どれだけ健康で生きられたか」を指します。 どちらも大切です。
しかし、それらが示しているのは、人生の「長さ」や「量」に過ぎません。
バーナイト博士は、その先にある人生の「質」へ目を向ける必要があると強調しています。
長生きしても、健康であっても、そこに喜びがなければ、私たちは本当には満たされないのではないでしょうか。
5)内なる喜びを失った人生には、「衰退マインド(Decline Mind)」が忍び込みます。
そこにはびこるのは、ネガティブマインド、絶望、うつ、不安、空虚さ、恐れ、孤独、人生の目的や方向性を見失った感覚。
心理的充足や内的ウェルビーイングがないと、長く生きること自体が苦しみになってしまう可能性があります。 人生の時間が延びるほど、その苦痛や辛さが長く続くことになります。
だからこそ、「どれだけ長く生きるか」だけではなく、「どのような “心のありよう” で生きるか」を問うことが大切です。
6)アメリカ心理学会(APA)は、「喜び(Joy)」という言葉を、「心理的充足や内的ウェルビーイングから生まれる感情」と定義しています。
また、ノーベル平和賞受賞者で神学者のD.ツツ大主教は、次のように語っています。
「幸福はたいてい外的な要因に左右されるが、喜びはそうではありません」
カトリック司祭で作家のH.ナウエンは、述べます。 「喜びは自然にわき上がるものではありません。自分で選択するもの、日々選び続けるべきものです」。
老子は、喜びとは「簡素で満ち足りた生き方」から生まれると記しています。
哲学者スピノザは、喜びを「生命力が増えているという実感」としてとらえました。
ジョイスパンとはすなわち、一時的な快楽でも、成功や財産でもなく、人生の内側から育まれていく「喜びの時間」「生きている実感のある時間」です。
そして、それは選択されるものです。
この「喜び」は、年齢に関係なく、いつからでも育てていくことができます。
その可能性について、セミナーでは心理学的に、また科学的なエビデンスにくわえて、具体例を交えながら、わかりやすくお伝えしていきます。
喜びにあふれる人生とはどのようなものか、エクササイズにも取り組みながら、ご一緒に学んでいきます。
7)ジョイスパンは、実年齢とイコールではありません。
なぜなら、ジョイスパンが着目しているのは「身体」ではなく、「心」の質だからです。
実年齢は若くても、喜びを失い柔軟性がなく、人生に希望を見いだせなくなっている人は、少なくありません。
一方で、年齢を重ねても、好奇心を持ち、人を愛し、学び続け、喜びに満ちた日々を生きている人もいます。
その違いは、年齢ではなく、心のあり方にあります。
たとえばユング派の心理学者J.ヒルマンは、その心を「老子(老人&子ども)」という印象的な言葉で表現しました。
それは、「人生を通して培われた成熟と知恵」、そして「子どものような柔らかさ、みずみずしさ、好奇心」とからなります。
ジョイスパンの鍵の一つは、「老い」と「若さ」という正反対のものを統合した心にあります。
いくつになっても潤いを失わず、生きることそのものを喜べる心。
そのような心を、育みたいと思いませんか。
8)身体寿命、健康寿命、喜び寿命の3つは関係し合い、有機的に結びついています。
しかし、別々のものでもあります。
ですので、たとえば健康に問題があっても、人生が不幸になるわけではありません。 健康寿命に関係なく、ジョイスパンの長い人はいます。
慢性疾患や致命的病に見舞われても、人生を喜びや感謝とともに過ごしている人はたくさんいます。
ライフスパン、ヘルススパン、ジョイスパンの3つを、混同しないようにしましょう。
9)大切なのは3つの寿命の違いと結びつきを理解し、自分の時間やエネルギーを、ヘルススパンとジョイスパンに的確に振り分けることです。
すると喜び寿命が、健康寿命や身体寿命と有機的に関連していることがわかるでしょう。
ジョイスパンの重要性を、深く理解するでしょう。
10)ケリー・バーナイト博士は、ジョイスパンを育むための4つの柱を示しています。
それは、「成長」「親密なつながり」「創造的適応力」「贈与」です。
セミナーでは、それぞれを具体例を交えながら、わかりやすくお伝えし、どう育むといいのかについて身につけていきます。
さらに私たちは、その内容をより深く理解するために、
- C.Gユングの中高年期へのまなざし
- ダライ・ラマ&D.ツツ大司教による喜びへの見解
- ハーバード大学が示す「幸せになるのに遅すぎることはない」という研究
- 作家D.ブルックスが提唱する「“道徳”を中核とした心の自己実現」の考え方
なども参照し、「喜びのある長く続く健康寿命」について考えていきます。
11)次のような方に、お届けしたいセミナーです。
- 生きがいを見失っている
- 人生の後半に漠然とした不安を感じている
- 老年期を思うと、どこか空しく、苦しく感じる
あるいは、
- そうしたクライエントやご家族を支えたいと思っている
そんなあなたに、このセミナーはきっと役立つでしょう。
12)喜びが失われた心には、「衰退マインド」が広がります。 自己中心性が強まり、人とのつながりを失い、人生が閉じていきます。
セミナーでは、「衰退マインド」から、内なる自己の成長と成熟を促す「ジョイマインド(Joy Mind・喜びマインド)」への転換について、具体的に取り組みます。
それは、あなたの内面に、静かな充足、確かな安心、深い平和、そして揺るぎない安寧を育むでしょう。
13)ジョイスパンは、特別な才能を持つ人だけのものではありません。
年齢によって決まるものでもありません。 いくつになっても、いつからでも、育てることができるものです。
そのために必要なのは、良い習慣、健康的なライフスタイル、そして自分の心を育て続ける日々の選択です。
どのように歳を重ねるかは、運や偶然ではありません。
毎日の小さな選択の積み重ねが、あなた自身のジョイスパンを育てていきます。
14)今回のセミナーでは、楽しみながら参加していただける体験的なエクササイズをご用意しています。
学んだことを日常生活の中でどのように実践し、どうジョイスパンを育んで、実際にその期間を長くしていくことができるのか。
そのための具体的な方法を、お伝えします。
15)今回「心理学的な長寿の秘訣とは? ~どうすれば最後まで『喜び』を失わずに生きられるのか~」にご関心のあるセラピスト、カウンセラー、ボディワーカー、アドバイザー、ケースワーカー、コンサルタント、コーチ、ファミリービジネスの専門家、福祉や教育、医療関係者のご参加を、お待ちしています。
一般の方、初心者の方、ご自身やご家族のジョイスパンをお考えの方のご参加も大歓迎です。
当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形でセミナー内容をご購入いただけます。
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日時■ 2026年7月26日(日)10:00~17:00
会場■ zoomオンライン会議(お申し込みいただいた方に詳細をお伝えします)
費用■ メールマガジンにてご案内しております。
講師■ 富士見ユキオ・岸原千雅子