ハーバード大学医学部出身の精神科医で、ベストセラー作家のスコット・ペックは、自分自身のパーソナリティーを最良のものにする努力を、私たちの「義務」であると述べます。アブラハム・マズローのいう自己実現を、権利や選択でなく、義務と考えるのです。
子供が、ハエや蝶の羽をむしっているのを見て、私たちはその子供の心に、科学者的な好奇心があるのではないか、と考えるかもしれません。しかし、大人が虫の羽をむしっていたら、私たちはどう思うでしょうか?嫌悪感を覚えるのではないでしょうか?虫がかわいそうと感じる、かと思います。そして、その大人の心に、「邪悪さ」のあるのを、感知するかと思います。
以上の喩えを述べた後、スコット・ペックは、邪悪さは、私たちの心の未発達、未成熟、幼稚さからくると述べます。私たちが心の内なる悪を解消したければ、心を発達、成長、成熟させなければならないと主張します。その考えに基づいて、彼は私たちが心やパーソナリティーを最良にすることを、「義務」ととらえたのです。
肉体的、身体的には大人でも、心が 未発達で幼稚なままだと、私たちは内なる邪悪さに心を乗っ取られかねません。人生が悪質になる危険があります。
私たちは、心理セラピーを、心の発達や自己実現を後押しする大切な自己投資であると考えます。
マズローやC.Gユングによると、自己成長や自己実現は、終わりなきプロセスです。終わりなきプロセスですが、コツコツ進める努力や意思が大事で、その過程を通して、私たちは心を磨き、陶冶し、良質なものにすることができます。
そのお手伝いを、私たちは精一杯させていただいています。